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巨大で強固な施設には大怪獣ラドンも!?「針尾送信所」
- 2016/1/8
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- コメント:1件
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1922年、旧日本海軍佐世保鎮守府が無線送信所として建造した、高さ135m(3号塔のみ137m)という巨大な3本のコンクリート製電波塔「針尾送信所」。
塔は300m間隔の正三角形に配置されており、運用時は各塔の間に送電線が張られていた。
この地が無線送信所として選ばれたのは送信を阻害する要素が少なく、強固な土壌を誇るため。
この2つの利点は今も健在で、塔は築90年以上が経過した今も十分な耐震性と判断され「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設」の名称で国の重要文化財に。さらにこの場所は今も後継の無線塔施設が現役稼働中となっている。
施設は2週間以上前に予約をすれば見学が可能。ボランテイアスタッフのガイドも受けられるとのことで現地へ。

▲巨大な3本の電波塔の中央に小さく写る3本の塔が後継の電波塔
この日は閉門間際であったため訪問者の数は多くなかったが、外国人観光客の姿もチラホラ。
案内をしてくれた担当してくれたボランティアスタッフの方に、針尾送信所が登場する映画「空の大怪獣ラドン」の話をすると、「東京タワーも大阪城も壊されたが、針尾送信所は怪獣に壊されていない」と嬉しそうに語ってくれた。
ガイド見学コースでは通常立入禁止となっている内部への立ち入りも。




そしてこちらが2017年に資料館として改装される予定の「針尾送信所電信室」

この写真にある部分実は…。

ご覧のとおり1階部分が土で埋められた2階。
1階部分が土で覆われたのは爆撃から通信機器を守るためで、天井部分の厚いコンクリートも同様に爆撃を警戒するもの。
現在唯一の出入り口は画面左手にある金網奥の扉。


この施設がどのように資料館へと変貌するのか今から楽しみでならない。
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丁寧なガイドで質問などにも気さくに応じて頂いただけでなく、帰りは個人的に駅まで車で送って頂くなど大変お世話になりました!
コメント
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なるほど!!これはごもっとも!そして遅くなりましたが「針尾送信所」詳細記事書いてみました!改めまして情報ありがとうございました!https://t.co/btxYqcJEVT https://t.co/pJTVNQU5mx